アルバム「CARPE DIEM」リリースインタビュー

アルバム『CARPE DIEM』を掲げたツアーがスタートするナイトメア。アルバムの曲たちがライブでどう進化していくのか……楽しみですね!今回はバンドを代表して、YOMIと咲人がインタビューに登場。彼ら自身がライブでプレイするのを楽しみにしているという楽曲について、あれこれ語ってもらいました!

――今回は、アルバム『CARPE DIEM』の収録曲の中から、敢えて何曲がピックアップしてもらうというスタイルでインタビューを進めたいと思います。ツアーも直前になりましたが、ライブで演奏するのが楽しみな曲を3曲あげてください!

咲人:「Quints」「Demand」「極上脳震煉獄・弐式」かな?ライブを考えたらこういう曲になると思う。

――それぞれの曲を選んだポイントは?

咲人:「Quints」に関しては、ステージの前にいる4人はきっと歌うであろうっていうところで……まぁ、演奏しながら歌うのが大変そうなんで、不安もあるんだけどね(苦笑)。歌詞も英語だし。そういう部分でハードルは高いけど、みんなで歌う部分がある曲ってあまりないから、いいんじゃないかな。外タレの曲だと、定番曲をみんなで歌うっていうがよくあるじゃないですか。そういうノリが出せたらいいなって。

――メンバーもお客さんも一緒に歌えるのがいいですよね。もちろん、マイクをお客さんに向けるパフォーマンスも出来ますが(笑)。

YOMI:いや、俺も歌いたいですよ(笑)。みんなで歌いたいです。英語は苦手だけど(苦笑)。

咲人:これ、みんなで歌ったら超気持ちいいと思うんだよね。

――咲人さんは「Demand」も選んでましたね。

咲人:「Cherish」の対になっている曲なので、お客さんがどういう反応をするのか楽しみ。

――「極上脳震煉獄・弐式」については?

咲人:これはもういつものノリというか(笑)。もう好きに盛り上がってくれたらいいかなと。

――YOMIさんの選ぶ3曲は?

YOMI:俺は「Siva」と「fade」と「the DOOL」ですね。「Siva」はアルバム1曲目でもあるので、すごく大事な曲だし、これを演奏することで、初めてライブを見に来てくれる子たちはもちろん、いつも来てくれる子たちをどれだけライブに引き込めるか……そのあたりにやりがいを感じる曲です。自分では「fade」も「Siva」と感覚がちょっと似ていて、ノるというよりは聴かせる曲っていう解釈なんですよ。できれば、音源よりライブのほうがいいねって言われたいですけどね。

――続いて選んだのが「the DOOL」。曲の再生時間がメチャメチャ短いのが印象的です。

YOMI:そうなんですよ。ただ、ライブは盛り上がるんじゃないですかね。

――ライブ・バージョンでは、YOMIさんがギターを弾いてみるとか、曲中で遊んで長い曲にしていくのはどうでしょう(笑)。

YOMI:俺がギターを?それだけのテクニックがあればいいんですけど(苦笑)。

――では次に、個人的に気に入っている曲を1曲だけあげるとしたら?

咲人:俺、やっぱり「Quints」になっちゃうかな。一番気をつかったんですよ。アレンジも含めて。だから、アルバム全体の音をチェックする時も、この曲が基準になったしね。この曲がうまくいけば、あとは全部うまくいくぐらいのノリで。自分にとってのキモ曲かな。

――ということは、結構早い時期に出来た曲だったんでしょうか?

咲人:割と早い段階だった気がする。ただ、早い段階で仕上げて、ちょっと落ち着いた頃……最後の最後に歌詞が出来たタイミングで、これはもうちょっと力を入れたいなっていう思いが出てきたんですよ。リード曲にするつもりでもなかったんですけどね。まぁ、アルバムの中でベーシックになる曲って、どのアルバムにも存在していて、だいたいリード曲だったりするんだけど。この曲は自分の中でブレないというか、だんだん存在感が増していって、方向性の軸になった曲になりました。

――とにかく、一緒に歌えるのが楽しみですね。

YOMI:そういう曲って何曲かあるじゃない?「極東乱心天国」とか「ジャイアニズム天」とかね。やっぱりみんなが歌ってくれると、一体感を感じるし、自分たちも感動するし。だから、この曲もそういう曲になってくれるといいですよね。

――そんなYOMIさんは、どの曲を選びますか?

YOMI:いや~、難しいよね……(苦笑)。そうだな~……「Demand」かな。これはちょっとね……俺の力の見せどころかなって気がする。

――ほぅ……どんな力を見せてくれるんでしょうか?

YOMI:ボーカリスト的な部分というよりも、何て言うか……演じるっていうのかな、そこはちょっと意識したいなと思ってます。歌の中に出てくるマスターになりきるっていうところで。ぶっちゃけ、俺ってどちらかというとキャラ的に“SLAVE”の方だけどね(苦笑)。

――そこに感情移入して表現していかないといけないわけだ。なかなか難しそうですね。

YOMI:でも、このくらいビジョンが見えている方が、自分としては歌いやすいんですよ。入り込めるから、ライブもやりやすい気がします。

――ツアーも間もなくスタートするわけですが、今回はかなり本数が多いですね。特に楽しみにしている土地などありますか?ひょっとしたら、久々に行く場所もあるようですが。

YOMI:たぶん大分は10年ぶりぐらいになるんじゃないかな。で、初めて行くのが、帯広だと思います。

咲人:あ~、北海道のツアーは結構楽しみだね。

YOMI:旭川も10年ぶりくらいだよね。

咲人:今回、入ってないけど、函館は行きたかったな。

YOMI:イカ刺しね!(笑)。

咲人:そう!俺らの中ではいまだに語り継がれているんだけど、前に函館で食べたイカ刺しのおいしさと言ったら……。たぶん、思い出の中で、より美化されてると思うんだけど(笑)。

YOMI:北海道で、5月3日が空いてるから、まぁ、行こうと思えば行けるんじゃない?

咲人:結構遠いんじゃないか?

――移動日だと思うので、物理的に不可能かと(苦笑)。

YOMI:あと楽しみなのは、仙台と郡山かな。震災から4年経ったけど、ライブでみんなを元気づけられたらいいなって思います。

咲人:久しぶりに行く場所に関しては、前に行った頃より、表現力は確実に上がってると思うしね。懐かしさもありつつだけど、今の自分たちを見せられたらいいな。

――残念なのは、ツアー終了後にメンバーの多くが誕生日を迎えるんですよね(ツアー中に誕生部があるのはRUKAのみ)。ライブと誕生日がかぶらなくて、ちょっと残念。

咲人:実は誕生日を狙ってライブを組もうかっていう意見も出たんだけど、会場の都合で難しいと。俺は誕生日とライブがかぶるのは嬉しいけどね。大勢の人と一緒にいられるのって嬉しいじゃない?パーティーみたいなのは好きじゃないから、そういうところで祝うのはいいよね。

YOMI:俺も人見知りなんで……。

咲人:え?アナタはパーリーピーポーじゃないの?(笑)。

YOMI:あまりたくさん人がいるとちょっと……。

――誕生日が来る前に、まずはツアーでたくさんの人に会えますからね。見る方としても、楽しみにしてます!

 YOMI
 「防音方法」

家に小さいボーカルブースを作ろうと思っていて、ちょうど物件を探しているんです。できれば、防音シートを自分で貼ったりして、DIYで作り上げたいですね。


 咲人
 「メタルギアソリッド」

ゲームなんですけど、新作が出るので、どのバリエーションを買おうかなと思って調べました。

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