シングル「blur」 リリースインタビュー
2015年1月7日にリリースされるNew Single「blur」についてメンバーそれぞれに1曲ピックアップしてもらい解説をしてもらった。さらに、15周年に絡めた質問やメンバーのプライベートに少し踏み込んだ質問もしてみたので、メンバーの回答をお楽しみに!
――シングル「blur」の収録曲の中から1曲ピックアップ&解説をお願いします。
YOMI:「Such a Nonsense System」
今って、TwitterだったりFacebookだったり……SNSをやっている人が多いじゃないですか。そこをのぞくと、すごく幸せそうな人が多いんだなって思ったりするんですけど、見ている側としてはなんというか……う~ん……みたいなところが歌詞に表現されていると思うんですよね(苦笑)。共感できるところもあるし。ライブでは2015年のFCツアーでは披露できると思うんですけど、その後のライブでもセットリストに入れられる曲になればいいなって感じかな。絶対に盛り上がる曲になりそうだから。
柩:「Buddies」
俺、この曲のPVが好きなんですよ。楽器は持ってるんだけど、演奏シーンみたいに合わせている感じではなくて。割と目新しい映像になったんじゃないかな。雰囲気ある曲だったし、撮影もやりやすかったと思う。演奏に関して言うと、ギターは繊細な感じだよね。それと、繊細なものに遊び心があるのっていいなって最近思ったり。別にそういう路線にいこうてわけじゃないんだけどね(笑)。繊細なギターのおもしろみが、少しずつわかってきたような気がする。
咲人:「Such a Nonsense System」
光があれば必ず影ができるのと一緒で、ポジティヴな思考を持って生きていても、どこか(心の)カスみたいなものがたまっていくんだよね。それが今回、この曲の中でSNSに対して思ったことを盛り込んだというか。一時期、流行ったじゃないですか、バイト先でアイスケースに入って、その画像が出回って問題になったり――。それが何でだろうって考えたんですよ。バカなことやってるなとは思うけど、俺なりに解釈すると、もしかしたらそれをやってしまった人たちって、ああいう方法でしか自分を表現できないんじゃないかなと。そこに時代が表れているんじゃないかと思って。まぁ、SNSの使い方も、どれが正しいのかはよくわからないけどね。もちろん、助けられることだってあるし、一長一短なんだけど。要はテクノロジーの産物で、デジタルな世界だけど、ものすごく生身の人間性が浮き彫りになるなって思うんだ。いいことばかり書いていても、その裏が見えてくるというかね。思いがけない方向にいったりするじゃないですか。そんなことを考えながら歌詞を書いてました。あとは、悪態をついていた方がラクというか(苦笑)。“アナタ、こんなことやってませんか?”っていう(苦笑)。だからアレに近いよね、駅に貼ってあるようなマナーについてのポスター!
Ni~ya:「Buddies」
曲もいいんだけど、PVが印象的で。たぶん、こういう演奏シーンが一切入っていないイメージカットだけで構成したPVって初めてじゃないかな。一応、楽器は持っていたりするんだけど、弾いているというよりは持っているぐらいの感じで。あ、でも「Dizzy」のカップリングの「I’m High Roller」も基本イメージカットだったかな。ただ、エキストラはいたんだよね。今回はメンバーだけでのイメージカットだったんで、すごく新鮮だった。撮影もラクだったし。まぁ、今までずっと楽器を持って撮影してきたから、それがなくなると“さぁ、どうしよう?”っていうのはあったけどね(苦笑)。後で映像を見たら、ちょっと恥ずかしかったし。とはいえ、何かを演じていたわけじゃなく、自然な動きをしてただけなんだけどね。曲自体は大人っぽい感じのミディアムテンポの曲で、演奏していても気持ちいいよね。でも、実はサビの部分のベースがすっごくめんどくさいんですよ。さらに後半のサビにいくにつれて、どんどんキーが変わっていくんで、これがもうやっかいで(苦笑)。聴いている分にはよくわからないと思うんだけど、演奏すると大変(苦笑)。レコーディングではアタフタしてたね。ライブで披露する前にはガッツリ練習しておかないと!
RUKA:「blur」
いつ作ったのかは覚えてないんだけど、この曲がシングルの1曲目(=リード曲)になるとは思ってなかった。そういうのはまったく意識して作らないからね。歌詞は、その時にブームだったことが題材になることが多いから、フィクションとノンフィクションがまざった感じかな。この早口の部分は……すでに仮歌詞の時からあったんだよね。完成形ほどじゃなかったけど。でも、最近は早口の歌詞が多いんで、YOMIは絶対に歌えるし大丈夫だろうなと思ってた(笑)。で、改めて曲の感想って言われてもね……実は、曲が完成しちゃうと、すぐには聴き直さないんだよね、俺は。だって、すでに次の制作に取りかかっているからさ。ただ、「blur」は2015年のFCツアーではライブで聴けると思うんで、よろしく!
――15周年ということで、15年前の自分に声をかけるとしたら何が言いたいですか?
YOMI:根本的な部分は変わってないと思いますよ(笑)。そうだなぁ……ナイトメアを組んだ当時は、まだRUKAさんがいなかったんですけど、俺と柩と咲人とNi~yaがまず集まって、その時は“これは仙台でイケるかもしれない”っていう根拠のない自信を持てたのを覚えてます。だから今の僕から当時の自分に言ってあげられるとしたら、“仙台はもちろんだけど、もっといけるかもしれないぞ! 意外といけるかもしれないぞ”って言ってあげたい(苦笑)。あの頃は地元しか見てなかったんでしょうがないですけどね。今思えば、そこでビビッとくるものがあったから今があるのかもしれないです。
柩:よくそういう質問ってあるよね(笑)。ただ、もし伝えられることになったとしても、俺は昔の自分には何も言わないな。言ったら何かが変わっちゃうと思うんだよね。“がんばってれば大丈夫だよ”とか言われたら、当時のハングリーな気持ちが少しなくなってしまうかもしれないし。だから何も言わないな。
咲人:昔、ギターを始めた頃の自分が今の自分を見た時に、“カッコいいな”とか“面白いことやってるな”って感じているといいなってことは意識して生きてきたんでね。“そのまま好きなことやりなよ”って感じかな。
Ni~ya:20代前半に、演奏面ですごく苦労したから、練習は欠かさずにやっておけ!と言いたい(苦笑)。メジャーになったらレコーディング環境のハードルが上がって、すごくキツかったんで。
RUKA:15周年って、細かくない? 10年とか20年でよくない?(笑)。15って中途半端だよね。俺ってもともと、ハロウィンとかワールドカップで騒ぐことに興味がないからアニバーサリーって言われてもピンとこないんだと思う。でも、自分以外のことでそれだけ盛り上がれるのって、ある意味うらやましいなぁ(笑)。俺自身はアニバーサリーって一番苦手かもね。“何周年ですね”とか言われちゃうと、逆にいろいろ考えちゃうし、振り返っちゃうでしょ? だからあまり好きじゃないんですよ。“おめでとうございます”は嬉しいけど、“振り返ってどうですか?”って言われるとマジメに考えちゃうから。人によると思うけどね。
――最近、検索した言葉は何ですか?
YOMI:【(制作中の歌詞の単語)】
言うとネタバレするので言えないんですけど、歌詞の中に出てくる単語の意味を調べたりしてますね。やっぱり意味がわかった上で歌いたいので。
柩:【モンハン】
いろんな情報を調べてますかね。どうやったらこの勲章を出すのかとか、そういうのを調べました。
【ハロウィン】
すでに2015年は何を着ようかなと思って(苦笑)。
【ハチミツを入れて作るお酒 おすすめ】
少しでもノドにいいものを飲もうかなと思って(苦笑)。そうしたら、ホットウィスキーに入れるというやつがありましたよ。結局、飲まなかったけど(笑)。
咲人:【細胞】
昨日歌詞を書いていたんだけど、俺、歌詞に人体の一部を入れたくなったんですよね。それで、細胞ってどういう構造だったっけ……と思って細胞の構造を調べました。
Ni~ya:【カゴ釣り】
次はカゴ釣りをやろうと思って、動画を見て研究してました(笑)。要するに、遠投したりする釣りなのね。まだまだ知らないことがたくさんあるんで挑戦してみたい。
RUKA:【(好きなブランドサイト)】
あまり買い物に行ったりしないんで、好きなブランドの新作が出ていたので、それをチェックしてみた。